金曜日、酒をしこたま飲んだら、電車内で寝てしまった。品川から乗って、気づいたら品川。2時間くらい経っていたので山手線を2周していたようだ。運悪く終電の終点だった。タクシーに乗れば良かったのだけど、計算すると6000円くらいかかりそうだったので、歩いて帰ることにした。深夜の都内を北に向かって歩きだしたのだけど、道は僕の行きたい方向から少しずつ反れていってしまう。そのたびに少しずつ軌道修正していたけど、全く目的地には近づけない。そうこうしているうちに夜が明けてしまった。結局始発の電車に乗って、帰った。深夜の都内は昼とは全く違った。夜とも違い、静かでひっそりとしていた。以前、旅行で行ったプラハとかベルリンとかオフィシエンチムとかの20時くらいと変わらない気がした。街頭しかなくって、店の明かりがほとんどなくって、人通りも車の通りもほとんどない。僕はこんな東京は好きだなあと思う。
