1Q84を読み直した。
一度目に読んだときとは違う感触を味わう。
ただ目前の文章を追うだけではなく、俯瞰できるからだろう。
全体のための細部であり細部のための全体であるという構造を作ることが物語るということなのではないだろうか。
この小説は妙にリアルなところと変にファンタジックなところがあると思う。
最初に読んだときの謎は、二度読むことでその形がおぼろげながら見えてきた。
謎の答えは分からないけれど、謎の全体像みたいなものは捉えつつあると言ってもいいかもしれない。
ビッグブラザーとリトルピープル。
パシヴァとレシヴァ。
マザとドウタ。
空気さなぎ。
まだ分からないことだらけであるけれど、
これ以上分からないかもしれないけれど。
0 件のコメント:
コメントを投稿