2010年5月25日火曜日

国道の標識



さっきテレビを見ていたら国道1号線の標識が映っていた。それを見たら昨年の秋に福島から東京まで自転車で帰ってきたのを思い出した。あれは国道4号線だったのだけど、あの青い標識を東京までの頼りにしていたので、それが見えている限りは道を間違っていないから心強かったのを覚えている。そのとき感じた感情が非常に現実的に身体中に巡ってきた。あの不安な気持ちや好奇心や自信は今ではほとんど記憶には残っていない。
だからさっき国道の標識を見て思い出したことは自分では不思議に感じられる。ああ僕はまだそういうことを覚えていられたのか。
ああいう旅はもしかしたら二度としないかもしれないと思う。

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