2010年11月28日日曜日

披露宴スピーチ

本日、結婚披露宴の友人代表スピーチをした。形式的な結婚披露宴に参加したのは初めてだったから大変だった。予備校時代の友人である。僕らは高校に行かずに河合塾の大検コースに通っていたから、僕らにとっての高校生活と言える。
何となくスピーチを引き受けてしまって、ここ1週間はほとんどの時間を家で原稿を考えるのに費やした。
8年前とか9年前の予備校時代のことはほとんど忘れてしまっていた。友人を忘れることはない。しかし予備校の友人との思い出を振り返る機会がなかったから、彼らとどこへ行ってどういう話をしていて、ということが出てこないのだ。あまり変化のない同じような毎日が繰り返されていて、その毎日のほとんどの時間をともに過ごしていた。空気の存在を意識して呼吸をしていないように、僕は日々過ごすことに精一杯で友人の存在について思いを巡らせたことがなかったのだ。
今回、何となく引き受けることでそういう機会が得られてよかった。

原稿ができたのは出かける直前だった。完成した、と思っても少しすると修正というのを繰り返したから今朝までかかった。そうして本番を迎えた。どれだけ緊張して頭が空白になっても原稿を読みさえすればいい、という目的で作った原稿はそのまま読まずにだいたいアドリブで変えて言った。我ながら感動的なスピーチであった。

披露宴は、新郎新婦にとってとても大変なものだ。緊張して挨拶したりみんなに写真を撮られたり。親たちにとっても大変だろう。僕は自分はそういうのは絶対やりたくないなと思っていた。でも、今回参加して少し気持ちが揺らぐ。
そういう大変な披露宴だの結婚式だのを何故やるのかと考えた。理由の一つには「気合いを入れるため」というのがあるとおもう。大変ではあるけど、これからの人生に気合いを入れて頑張ろう!と自分たちにも周りの人にも示す機会なんだろうと感じた。
そういう意味で、友人代表のスピーチという形で少しでも大変さを分かち得てよかったと思った。

めでたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿